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2015年12月24日 (木)

滑りの奥深さと転倒事故

久しぶりのブログとなりました。ご無沙汰しております。。。

今年もあと一週間ほどです。
今年も株式会社 スリップアウト、有限会社 大阪セーフティ、Safetyグループにご協力
頂きありがとうございました。
来年の2016年も宜しくお願いします。

今年は、転倒事故という声が多かったように思えます。
実は、今年にはじまったことではなく過去から実は多かったのです。
ある意味、世間の皆様が『滑り』『転倒』という言葉を認知し、事の重大さを理解しつつある
ことだとわたしたちは思慮します。
事故が増加することは、あってはいけません。
しかし、上記の『滑り』『転倒』という言葉や事の意味を理解する人々が増加することは
大変喜ばしいことなのです。

私たちは、転倒事故を防止するため何年も何十年も日々研究し、施工し続けてきました。
そのため、ある程度は認知されたかも知れません。
残念ながら、わたしたちだけではすべてを安全にすることは難しいのです。
おかげさまで、代理店や協力会社も頑張ってひとつひとつコツコツと安全を提供して
きました。

それでも転倒事故は増加し続けています。

なぜでしょう?

もちろん根本的な問題もありますが、今回はそれは除外します。

滑りやすく危険な個所は、なんらかの対策を行います。
すでに行っているところもあるでしょう。
実は、ここに問題と要因があるのです。
それらは本当に対策であるのか?
改善されたのか?されたつもりなのか?

少なくとも弊社含めSafetyグループに入ってきた情報では、ほとんどの現場がなんらかの
対策を行っているというのです。

えっ?んん?

安全を考えたり、新技術や新製品で望む・・・大変すばらしいことです。。。

ですが・・・無茶苦茶です。
新技術や新製品でもありません。根本は。

結果、滑りは止まっていません=転倒事故がまた起こるのです。


滑りというのは非常に奥深く、日々考えさせられます。
滑りは瞬間的にや短期間だけ止まっていてはいけません。
ですから、難しく奥が深いのです。

我々からすると、応急処置に過ぎず対策ではありません。

対策とは、継続的にどこへ歩行しても安全であること。
想定に想定を重ねて、対策することが本当の対策ではないでしょうか。


溶剤系の防滑技術は、酸で焼くというイメージがついたり、フッ化を使うと危ないから
使わずに防滑します。
床材の見た目が著しく変化したり、全く変化しなかったが効果も変化を感じなかった。
これらに当てはまる結果になった現場は、施工された会社やメーカーに問題がある
と思ったほうが良いでしょう。
残念ながらそんな単純なものでは、滑りは止まりません。

撥水コーティング系の防滑技術は、よく光沢のあるタイルや石材に使用されているように
思えます。
水が床材上に乗っている際に、水たまりができるところを撥水させることによりハイドロール現象を防ぐことにより滑るのを防ぐ。という技術ですが・・・
水のみなら多少は効果があるかも・・・しれません。
そこへ第三要素の油や埃、土砂等が付着したら撥水はすぐにとぎれます。
一瞬で・・・です。
これらは、溶剤系の防滑は汚れやすくメンテナンスが大変になるという理由と美観の
変化を避けるためにこのような工法で行っています。

よく考えて見て下さい。

滑りが止まる=抵抗がある。

シンプルに抵抗があると汚れます。


当たり前なのです。常識なのです。

結論をいいますと・・・答えをいいますと・・・汚れたら洗ったらいいのです。

命に関わる安全対策に、一石二鳥はありません。

滑りが関係のない場所でも掃除やメンテナンス・・・しますよね?
で、あれば同じようにすればいいのです。


そこで、最も重要なのが適正で的確なメンテナンス方法と洗浄剤を使用することです。


滑りが止まる理論と説明、メンテナンス方法とケミカル洗浄剤を聞いて
なるほどとよくわかると思えればそれは防滑業者やメーカーの当たりクジを引いた
と思っていいでしょう。
少しでも、ん?と思われたならばハズレの可能性が高いと思うことが業者選定の
適正な選択と言っても過言ではないでしょう。

結果、満足のいく防滑技術を選択することによって転倒事故を未然に防ぎ、安全安心の
歩行ができると思います。

もう一度言っておきます。
防滑することに一石二鳥はありません。
命に関わることに、一石二鳥はありえません。

それだけ奥深い滑りという問題を皆様にご理解ご協力いただくことが、
ひとつでも多くの転倒事故を防ぐ近道となります。



最後に
滑りを基準化することについて・・


最近すべり抵抗値という俗用語が頻繁に使われていますが、本来 摩擦係数値 という
正式な呼称があるのです。
どうやら、 摩擦が大きいと滑りにくい と考える人々が多いのでしょう。

大きな勘違いが混乱を招く!!

シンプルに理解してくださいね。
摩擦と滑りは違います。
このQ&Aを
Q:摩擦抵抗が大きいと滑りにくい?      A:確かにそうかも?!
Q:摩擦抵抗が大きくても滑るものは滑る?  A:確かにそうです!

※床の表面や内部に蓄積された汚れ、油脂成分によっても滑り出し床の凸部の棘部分
の摩耗、履物が変われば滑りも変わる。
履物は何を履いても自由だし、消費期限も無い。

滑りは常に変化する。
従って、上記のQ&Aはどちらも正しいのです。
常に変化する滑りに一定の基準を設定することは極めて困難である。ということです。


数値を基準化しているメーカーさんや業者さんは何らかの根拠を求めたいのでしょう。
お客様も含めて。

残念ながら、この根拠には無理があります。


滑り自体が常に変化するならば、数値も常に変化します。
わたしたちは、各々の条件に応じて現場毎に安全基準を設定しています。
場所ごと、床材毎に対策前後を計測して相対比較することで数値を設定するのです。


あくまでも現場で人間が感じる官能の部分を重視し、数値は補佐的なものにすることが
望ましく適正だと言えるでしょう。


数値のみを重要視し、矛盾が生まれればそれは安全とは言えず混乱を招くことになります。


今回記しただけでも滑りは奥深いものです。
その奥深い滑りに向き合っている会社もあると知って頂きたく思います。

転倒事故をひとつでも多く減らせるように。

2016年もより多くの方々に滑りに対して知って頂くためにも頑張っていきたいと
思いますので、来年もどうぞ宜しくお願い致します。

ありがとうございました。


防滑剤のオーダーメイドができる唯一のメーカー


株式会社 スリップアウト
http://www.slip-out.jp/


防滑のパイオニア 研究開発

有限会社 大阪セーフティ
http://www.safety2.jp/




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