防滑の達人はメンテナンス業務でも達人なり!

2020年9月11日 (金)

ボチボチ時の流れに浮かんでみますかね。

    何や知らんけど何もかもが変わっていくような・・・!!その2 

 

 課題の1つ、シリコーン樹脂系コーティングについては先に記したように他業種の一部にヒントを頂き何とかクリアする事が出来ました。2つ目の課題、これにも随分時間を要しました。何かにつけウンチクがついて回る環境保護問題、当然ながら将来に向けての対策は必然です。防滑施工の基本的な手順は、事前洗浄、水洗いして乾燥、溶剤塗布、中和洗浄、水洗いして排水、乾燥させ確認となり、25年来定着確立しています。

 私が懸念してきた事は、これまでの排水処理のあり方です。近い将来、細々とした規制が突如として飛び出てくるかもしれないからです。そこで施工手法を変えました。外交部の施工において、まずは事前洗浄については、洗剤を使用せず、水洗いを基本としました。フッ化物含有の溶剤塗布後、重曹10%溶液を使った施工溶剤の5~10倍の量で中和し洗い流さず、弊社製造のアルカリ洗剤をPH10レベルまで希釈し床材から浮き出た汚れをポリッシャーで巻き上げ中和洗浄し、使ったアルカリ洗剤の50~60倍の水量で洗い流すことにしました。

 床面にワックス等コーティンが施されている場合は法令に従って回収廃棄するしかありませんが、それ以外は変更後の施工手法で何ら問題ないと思います。化学知識がある方ならば理解されると考えます。内向面の施工に関しては何等問題ないと思います。先に記述したように内向面に敷設されるタイルについては新溶剤を使用するので基本的に水で流す、排水すると言った作業が不要となるので問題解決となりました。

 フッ化物が入っているのに何が安全なの?・・・時折こう言った質問を受ける事があります。そんな時の私の回答は″フッ化物をどこまで知ってるの?″・・すると質問者の殆どは″フッ酸って毒物だろ?″と云います。・・フッ酸とは今韓国が大騒ぎしているフッ化水素酸の事です。高濃度のフッ酸は腐食性が高く、特にガラスに対し強い腐食性を示すものとして知られています。フッ酸を原料として多くのフッ化物が製造されますが弊社が扱うフッ化物はそのうちの一つになります。

 極論的には人体に影響を与えるって事なんですが、内容が違います。・・死に至るものか否か・・例えば青酸カリはいくら薄めても永遠に毒物であり飲用すれば死に至ります。弊社使用のフッ化物は現時点において毒物劇物両方共に指定をされないものですが、それでも高濃度のものが直接人体に接触し放置すれば水膨れが出来たり骨に影響を及ぼすと言われています。弊社の溶剤に使用するフッ化物の量は基本10%以下の低濃度であり、取扱者の安全を最優先に思考し製作しています。

 7月に法改正がありましたが、10月以降も新溶剤については影響を受ける事はありません。従来の溶剤の一部は劇物指定を受ける事になりますが、あくまでも劇物であって上に記したように施工手順を遵守すれば何ら問題はないのです。フッ化物と言えばフッ酸をイメージする方々にはもう少し勉強して頂く必要はありますが、安全志向があっての事ですので今回記述した内容レベルで説明をしてあげれば宜しいかと思います。・・・それでもウンチク云う方がいれば個人的に興味が湧きますので是非、ご紹介ください。

 

 

   つづく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

2020年3月12日 (木)

シリコーン樹脂系コーティング済の床材も完璧に防滑出来ます。新溶剤完成してますよ。

何とかせんといかんシリコーン樹脂系コーティング・・・原因追及と対策 その1

 

 弊社なら内藤ならばと期待され白羽の矢を射られたのに・・・な~んにも出来ない・・・数日、白けた日々が続きました。こんな時の小生は考える事をやめてホームセンターやらショッピングモール等を散策するのが通例です。そこはまだ小生が知らない情報が山積された場所でもあります。ある日の事、イオンモールの1階展示ブースにトヨタの高級車が展示されていました。

 車なんて動けば良い程度でほとんど興味のない小生ではありますが、その見事に光り輝く真っ赤な車体に引き寄せられ暫く眺めておりました。車の価格とか性能とか一応目を通しますが『うぇー・・高!』でいつも終わる貧そな小生でありますが、その日は真っ赤な車体があまりにも美しいので見入ってしまったのです。『綺麗なもんやね。この色・この輝き、吹付塗装なんやろけど見事なもんや』・・・ん・・塗装・・・。

 一瞬閃きました。速攻で事務所に戻り、小生の化学知識不足を補填する役割担当で、今は亡き稲垣氏に小生のアイディアを説明。小生の閃きは彼にとってはいつもナンセンスな事らしく『また、阿保なことを』からスタートするのですが、今回は違いました。直ぐに動き始めたのです。・・・『いつも小生を小馬鹿にするおっさんが、な~んも言わんと従ったぜよ。今回はハズレかな?』・・・

 日々悩んでいる小生をみていたのでしょうかね。数日後、数社から小生が要請した材料サンプルだけでなく追加されたサンプルが稲垣氏の手配により到着しました。

 今まで小生が作ってきた溶剤は偶然から生まれた反応という発見でしたが今回は、突然も偶然も期待出来ない崖っぷちの状況です。自分的には少し居直ったんだと思います。当然自分に出来ない事もある。『困ったときの人頼み』。それでも実は次の発想につながる何かを探していたのです。偶然ですが、そこに目に飛び込んできたのがピカピカの真っ赤な車だったのです。

 ヒントは酸化・還元、接着・脱着、吸収・蒸散の中にありました。

 

つづく